先日、妻と二人旅で山口県:長州の萩を訪れました。
目的は、吉田松陰先生と高杉晋作の
墓前に手を合わせる事でした。
最初に松下村塾(世界遺産)を訪れ、
その敷地内にある松陰神社に拝礼し
同じく敷地内にある松陰神社宝物館「至誠館」へ。
入館料は500円程度だったんですけど、
1,000円以上払ってもあまりある程の
大変に貴重すぎる資料を拝む事ができました。
吉田松陰先生のお墓は市内の何処にありますか?
と至誠館の受付の女性に尋ねたところ、
すごく親切に地図まで頂いて説明して下さいました。
松下村塾の裏山の東光寺という
お寺のすぐそばに墓地はありました。
私は高杉晋作のお墓は
下関にしか無いと思っていたのですが、
吉田松陰のお墓のすぐ脇に
高杉晋作のお墓もありました。
ちなみに高杉の盟友であり、
同じ松下村塾の塾生だった久坂玄瑞のお墓も。
きちんとお線香が用意されてあり、
厳かな気持ちで墓前に手を合わせてきました。
萩で一泊、翌日は萩博物館を見学してから、
世界遺産・萩城下町を散策して
高杉晋作と桂小五郎(木戸孝允)の生家を訪れました。
私ら夫婦が萩博物館開館一番乗りだったんですけど、
博物館の学芸員さんが親切に
大きなスクリーンで
約10分間のムービーを観せて下さいました。
そして、古地図をみながら幕末の萩の様子とか、
それは熱心に説明して下さいました。
ブログタイトルの「志を立てて、以って万事の源となす」
は吉田松陰先生が
松下村塾で塾生に語っていた言葉らしいのですが、
現代風にすると
「何事も志がなければならない。
志を立てることが全ての源となる」
という事だそうです。
そういえば、大河ドラマの「花燃ゆ」の中でも結構、
この「志」という言葉が頻繁に
使われていました。
高杉晋作と久坂玄瑞が、もめている場面で吉田松陰先生が
「君達の志は何ですか?何を志ますか?」
と二人を諌めていたシーンがありました。
「志」・・・改めて思うと良い言葉ですよね。
私の名前にも志という字が入っているので、
普段あまりにも普通に使って麻痺していましたが
私の親は、大変良い名前を私に名付けてくれました。
感謝の気持ちで一杯です。
今の私に吉田松陰から「君は何を志していますか?」と、
もし尋ねられたら
恥ずかしながら即答する事ができません。
唯々、世の中の惰性に流されるがままに
生きてきた半生が恥ずかしいです、
これからの残りの人生、自分は何を志すか、
真剣に考えていかなければ。
模索していきます。
そんな事を考えさせられた、
凄く充実した旅でした。
2017年9月17日(日曜日) 河合優志